スペースシャトルの運用がいよいよ再開へ。いやー、国際宇宙ステーションの建設 はどうなっちゃうんだ！　とかやきもきさせられたけど、よかったよかった。ま、 個人的にはアメリカよりもロシアびいきなので斜にかまえて眺めてるけど。やっぱ 宇宙に行くなら実績のあるソユーズだよねー。 ツィオルコフスキー ゆずりの技術力は世界一ィィィ！　ということで、今回 は

を独断でランキング。ほんとは 宇宙人の求人 を探してみたけど、さしもの仁王の神通力も大宇宙には通じないようでヒット件数 は0件でした。チッ。

まずは手堅いところで、日本でもっとも宇宙に近いカイシャを発見！　 言っておくけどライブドアじゃないよ…。 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 ことJAXA（ジャクサ）。国内最大の宇宙開発機関だ。意外や意外、9件も求人があるよ。 そんなに狭き門じゃないんだね。まあ基本的には研究・教育職なので、あまり“現場” には出られないかもしれないけど。ただ、先方は「なまえ」にこだわりがあるようで、 「ひろし」くんしか応募できないそうな。なんでだろう。 べつに「けんたろう」でも「くみ」でもいいじゃんね。

つっこんでくれなくてもいいです…

次に、やはり宇宙開発といえばこの会社の名をはずすわけにはいかない！　という名門。 石川島播磨重工業系の 株式会社IHIエアロスペースエンジニアリング 。こっちは、ほんとにロケットの開発設計技術者を募集している。 ただし

だ。もしかして、いまIHIが設計しているロケットにはまるいハンドルがついているのだろうか…。 かなり ザブングル なロケットだなー、と心配せずにはいられない。 あと、期限付き契約社員なのも気になる。 木星往還船とかのプロジェクトだったらどうするんだ。 火星あたりで

とか言われたら超困るぜ。まさに「 冷たい方程式 」。

かなり高度な学識が必要とされる求人が続いたけど、

という方には、はいコレ。「 宇宙航空株式会社 」の技術営業職！　営業手腕しだいで宇宙に関わる仕事ができるんだね。しかも、

と明記している立派な会社なのだ。…でも応募資格には

って書いてあるよ…シクシク。 まあ、まじめな話、中国のロケット技術の躍進には目を見張るものがあるので、 これを今から開拓して将来のペイロードビジネスに結びつけようという戦略なんだろう。 やっぱりこれからは中国の時代か。 ロケットの動向を見てると、世界の動きがよくわかるね。

システムエンジニアの経験を武器に宇宙開発の役に立ちたいというあなたには、 こんなもってこいの会社が。 株式会社ラストフォート 。なんと、リアルタイムUNIXを使った

開発者を募集中。「宇宙デブリってなに？」とか言ってる婦女子は、「 プラネテス 」あたりを読んでおくように。早い話が宇宙のゴミね。 いやー、これは燃える仕事だ。 あなたの開発したシステムの助けを借りて、 地球上空でハチマキ（プラネテスの主人公）がデブリ回収に大活躍。 想像しただけで血がたぎる（人もいるかもしれない）。

さて、最後は純粋なロマンに満ちたお仕事。応募職種名が「 企画営業（みんなの笑顔を宇宙へ!） 」という 国際総合企画株式会社 の求人だ。これだけじゃわけわからない…。 簡単に説明すると、

というプロジェクトの営業。 ソーラーセイルというのは、文字通り「太陽の帆」を張って推進する宇宙船のこと。 従来型のロケットは燃料を燃やして推進力にしていたけれど、 コレは帆に太陽光の圧力を受けて進むんだね。 もし実用化されれば宇宙開発の歴史が塗り替えられるかもしれない夢の技術だ。 …高度な専門的知識はなくても、企画力と営業力があれば宇宙を開拓する夢の最新技術に 近づけるという点で魅力的かも。 ただ、残念なことに今のところソーラーセイルの実験はほとんど成功していないのだ （ロシアのズナーミヤ計画は1993年にセイルの展開に成功）。 6月末に露米共同で打ち上げた「Cosmos1」もブースターロケットの不具合で失敗。 宇宙開発には障害がつきものだなあ…。まあ、そこにこそロマンがある！　ということで。 また次回。