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2005年07月15日
…■仁王の本棚 コーナー



「働きマン」
著:安野 モヨコ、発行:講談社
毎週土曜日朝7時からTX系で「シュガシュガルーン」というアニメがはじ まったのをご存じ? 安野モヨコの「なかよし」連載が原作。小学生魔 女が男の子のハートを奪うため、人間界で武者修行…みたいなストーリー。 一歩間違えると都条例違反になる設定のような気もするけど、ゴシック ロリータっぽいキャラがかわいくて、なかなかイイ。会社で疲れてても 土曜日は早起き。シュガルンを視てリフレッシュ! が、この夏のサラ リーパーソンの流行になりそうだぜ!(ならないならない)

とはいえ、安野モヨコというと実のところもっと高年齢向けの作品でこ そ力を発揮している作家。最近だと花魁の人生と恋を題材にした「さくらん」が担当の記憶には新しい。女性の視点からこの世界を、それも通 いの旦那への恋をリアリスティックに描けるのは、彼女の力量あってこ そだろう。全作品に通ずる機微に富んだドラマと美しい描線は、まさに 週末のリフレッシュにふさわしい。

そんな安野作品のひとつ、「働きマン」(週刊モーニング連載中)を今 回はピックアップ。題名はマンだけど主人公はウーマンの、雑誌編集者・ 松方弘子。企画に取材に執筆に日夜駆け回る松方。徹夜続きで彼氏に会 えなくたって、マイペース後輩にやきもきさせられたって、風邪で絶不 調のときにライターに失踪されたって…いったんは凹んでも「やり遂げ たい!」という情熱が彼女をパワー全開の働きマンに変身させるのだ!  ってな話。

勘違いしてはいけない。好きなシゴトをしている人の猪突猛進礼賛マン ガではないのだ。主人公も、主人公とすれ違うさまざまな人たちも、みんな シゴトで悩んでいる。理想どおり動かない職場に。意見や考え方の違う 同僚に。悩んで、立ち止まって、もがく。もがくなかで自分の人生と向 き合い、自分なりの回答を出してまた歩き出す。松方は、いつも働きマ ンとして信念を誌面にぶつけるという回答を出して歩み続けるが、そう ではない生き方もある。松方が指名通いするエステティシャンは、客に 安らぎを提供できない職場に疑問を感じて転職を決意する。そういう生 き方もある。正解はない。

正解はないけれど、それを求めて世の中とぶつかりあい、精一杯もがく こと。そこに生きる意味があるんじゃないだろうか。そんなことを感じ させられる作品だ。本気で仕事をすることにむなしさを感じ、立ち止ま りそうになっている人にぜひ読んで欲しい。


(プリキュアも守備範囲の担当Bar)


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